PDF を正しく黒塗りする方法(黒い四角では消えない理由)

ガイド · 2026年10月12日 更新 · 執筆:Tiago Santos

数か月おきに、裁判資料や政府の報告書から、隠すはずだった名前が漏れます。原因はほぼいつも同じで、誰かが文字の上に黒い四角を描いただけだったのです。四角は画面上の文字を覆いますが、文字はファイルに残っていて、誰でもコピーできます。

黒い四角で何も消えない理由

PDF は複数の層でできています。PDF エディターで黒い四角を描いたり、Word で文字に黒い蛍光ペンを引いてから PDF に保存したりすると、上に図形を重ねただけになります。下の文字は書類に残ったままです。その部分を選択してコピーするか、別のソフトでファイルを開けば、隠したはずの文字が出てきます。

黒塗りした PDF を自分で確かめる

  1. PDF を開き、黒い四角の下の文字を選択してみます。何かコピーできたら、黒塗りされていません。
  2. ファイルをPDF をテキストににかけます。隠したはずの文字が結果に出てきたら、一度も削除されていなかったということです。

本当に黒塗りする方法

本当の黒塗りは、内容を覆うだけでなく削除します。PDFの黒塗りは、印を付けた各ページを、四角が焼き付けられた 1 枚の平らな画像として作り直すので、下には文字も隠れた層も何も残りません。その代わり、そのページの文字は選択も検索もできなくなりますが、それこそが黒塗りに必要なことです。

ブラウザ内で黒塗りすれば、黒塗り前の原本がどこかにアップロードされることもありません。そうなっては元も子もありません。

隠れた情報も忘れずに